ここでは簿記3級の「こういう勉強はしないほうがいいよ~」ということをお話します。
知ってましたか?
前に、大手予備校の無料講習で聞いたのですが、不合格になる人には、あるクセがあるそうですそれは、「削ってよいことに時間を使い、削っていけないことを削る」というクセ。
ほら、あれです。
勉強をする前に、机の引き出しの中を整理しちゃうとか、部屋の掃除をはじめちゃうとか。うんうん、分かる!と思ったあなたは、ぜひ以下のことにご注意ください。(笑)
サブノートをつくる
補足情報などを整理するサブノートは、同じような内容のテキストが、もう1冊増えるようなもの。
なるべくつくらないほうがいいかと思います。時間もかかるし、ノート代もかかるし、インク代もかかるし……。
じゃ、どうしろと??
ポイントや注意点は、そのたびに直接テキストに書きこむといいでしょう。どんどん書きこむことで、テキストの情報量が増えて、復習もラクにできるようになります。
あと、これは気持ち的なものですが、書けば書くほど、合格できるような気がしてきます♪あなたも、メモ書きだらけのテキストを目指しましょう!
丸暗記する
丸暗記はあまりおすすめできません。なぜなら、年をとると暗記力が落ちるからです。
……というのは冗談で、
よく理解せずに丸暗記に頼っていると、ちょっとひっかけの入った問題が出たときに、「ええー?」とパニックになります。
基本がしっかりできていれば、ひっかけ問題が出たとしても、正確にとくことができます。丸暗記ではなく「なぜそうなるの?」という理由を理解しましょう。その方が暗記量も少なくなるしラクですよ。
問題集を何冊も買う
試験前になると、知らない問題が出たらどうしよう?と不安になって、いろいろな問題集を買いたくなります。気持ちはすごくよく分かります。
でも、試験の「基本」は「過去問」です。例えば、東大を受験するときに、東大の赤本をやるのと同じように、簿記試験なら、「基本」は簿記試験の「過去問」です。なので、あまりアレコレと買わず、直近3年分の過去問を徹底的にやりましょう。
難問・奇問に挑む!
世の中には、いるものです。ちょっと変わったものが好きな方が。だから簿記試験にもときどき、へんちくりんな問題が出ます……。
そういう問題は、ほとんど出題実績がないので、とけるようにしておく必要はありません。スルーでOKです。よく出そうな定番問題だけを、しっかり解けるようにしておきましょう。
安い電卓を買う
電卓はとっても大切です。電卓を適当に選ぶということは、一生の伴侶になる結婚相手を、くじ引きか何かで選ぶようなものです。
電卓は、簿記生活の一生の伴侶となる相手なので、慎重に自分に合うものを選びましょう。電卓の選び方は、「意外な盲点!? 電卓の選び方・使い方」で、さらに詳しくお話します。