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日商・全経・全商、アナタが目指すべき簿記検定の種類とは?

2020年9月29日

主催団体は複数

あまり知られていないのですが、ひと口に“簿記検定”といっても実はいくつか種類があります。

当然のことながらそれぞれに目的や難易度が異なりますから、これから簿記検定に挑戦される皆さんは、自分に適したのがどの簿記検定なのか、その種類を判断しなければなりません。

ここでは、いくつかある簿記検定の種類についてご紹介することにいたしましょう。

社会人が挑戦するなら、断然「日商簿記」

簿記検定には、日商簿記、全商簿記、全経簿記の3種類があります。
それぞれの特徴を大まかにまとめると、下記の通りです。

日商簿記

一般的に「簿記検定」というと、日商簿記を指します。商工会議所主催の検定で、私たちの生活やビジネス全般に役立つ経理の知識が身につきます。

1級から3級まであり、試験範囲は商業簿記と工業簿記が中心です。1級に合格すると、税理士試験の受験資格が得られます。

全商簿記

全国商業高等学校協会が主催の簿記検定で、主に商業高校の高校生に対するレベルアップが目的とされている資格です。2級・3級は商業簿記、1級は商業簿記を含む会計と原価計算が出題範囲とされています。

全経簿記

全国経理教育協会が主催の簿記検定で、経理関連の専門学校生を対象とした資格です。
1級から4級、さらに上級試験があり、2級から4級までが商業簿記、1級が工業簿記と会計、上級が商業簿記、工業簿記、会計学、原価計算を試験範囲としています。

求人の応募資格は日商簿記

上にご紹介した簿記検定3種類は、それぞれ主催団体と試験範囲が異なります。社会人の皆さんがこれから挑戦するのであれば、日商簿記2級を目標にされると、ビジネスにも通用する知識を得られます。

企業への就職・転職の応募資格として挙げられる簿記は、一般には「日商簿記」のことです。求人サイトの経理募集をいくつかご覧いただければわかります、応募資格として「日商簿記3級以上取得者」「日商簿記2級以上取得者」などの表記が目だってみられます。

経理希望の方にかぎらず、ビジネス一般に簿記の知識を役立てたい方は、ここはあまり迷わずに「日商簿記」を受けることをお薦めします。

日商簿記は難易度高め、全商・全経は1級以上で日商簿記2級レベル

日商、全商、全経それぞれの簿記検定の難易度については、個々により感じられ方に違いはあるものの、概ね見出しに挙げた通りです。

簿記資格を仕事に活かすのであれば日商2級以上の取得を目指すべきですが、全商、全経では1級に相当する難易度です。それ以下の簿記検定は、知識を深めるには良いのでしょうが、社会人がこれから取得しても実務上有益かと言われれば決してそうとは言えません。

日商簿記3級以上のスキルは欲しいところ!

さてこの「日商簿記」ですが、4級~1級まであって、「商業簿記」が各級一貫した科目になっています(もちろん内容の難易度は級により異なります)。

4級は複式簿記や勘定科目といった、基礎的な項目の理解度をチェックする検定です。そして3級では、損益決算書や、賃借対照表などの財務諸表を作成できるレベルに達します。つまり3級から、サラリーマンには欠かせない、「財務諸表を読み解く力」とリンクしてきます。

ここではひとまず「日商簿記の3級以上は十分実社会で通用する」と覚えておきましょう。

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